こんな失敗ありませんか?
今日は、実話に基づくストーリーでお送りします。
今日は、塩漬けにした豚でパスタを作るぞ~!
豚を塩漬けにして、キノコと一緒にソースを作って、と。うん、ソース美味しい!塩加減、調度いい!
おお!塩漬け豚も美味しい!塩が強くも弱くもなくて塩加減バッチリ!でも、塩漬け豚だからパスタの味は、薄めにしましたよ。
え?
なぜ??
それイメージだけでやってしまっていませんか?
塩漬け豚が塩辛いイメージだから、他を薄めにということです。
もちろんそれ自体は、悪い発想ではありませんね。
でもソースだけで食べてちょうどいい塩味のものに、
塩味の薄いパスタを加えたら、味がボケボケになっちゃいますよ!
事実、このパスタの味はとても塩気が薄くなってしまっていました…。味そのものはとてもよく出来ていたのに、実にもったいない。
はたしてこの場合は、どう考えればよかったのでしょうか?
絶対に美味しい料理が出来上がる、黄金の美味しい公式
以前の記事にも登場したことがありますね。
どんな料理でも、とても美味しく仕上がる黄金の公式があるんです。
それは、
「美味しい ✕ 美味しい=とても美味しい」
です(爆)
なんじゃそりゃ~!って、いま言いました??
これ単純ですけど、超重要なんですよ!
料理は、美味しいものに、美味しいものを入れると、もっと美味しくなるんです。
逆に、美味しいものに、不味いものを入れると、不味くなるんです。
つまり、どの途中段階で味見をしても、いつでも美味しくなければ、結果も美味しい料理には仕上がらないという話。この考え方は、実は塩味にも応用出来るんですね~♪
「黄金の美味しい公式」を塩味に応用
先ほどの公式をそのまま塩味に置き換えてみます。すると、
調度いい塩味 ✕ 調度いい塩味 = とても調度いい塩味
になります!(爆)
書いてる本人もアホらしくなるくらいのシンプルさですが、これが今回の答えなわけです。
例題の料理は、ソースだけ食べても調度いい塩加減でした。
そこに薄味のパスタを加えたら、出来上がる料理は薄い味になってしまうんです。
ソースだけ食べて調度いい塩加減だったのなら、
調度いい塩加減のパスタを加えればよかったんですね!
さて、ここで問題!
問題です。
逆に、ソースだけ食べて塩気が強すぎた場合、
薄味のパスタを入れれば、調度いい塩加減になるでしょうか??
正解は、ダメではないけど、なんだか食べてて疲れる感じの料理になります(笑)
ソースとパスタの一体感が無く、なんだかバラバラに食べているような気分の料理に仕上がってしまうでしょう。
そばやつけ麺みたいに、麺とつゆのバラバラ感を楽しみたいならいいでしょう。
または、あえて料理に塩気の濃淡を出したいのであれば、それもいいでしょう。
けれどもそうではなく、きちんとソースとパスタを絡ませて出したいのであれば、それぞれを調度いい塩加減に仕上げてあげたほうが一体感が出て、料理としての完成度は断然高くなります。
「調度いい塩味 ✕ 調度いい塩味 = とても調度いい塩味」ですよ♪
まずは勘でやらない!
料理には、様々な法則があります。
こうすると、上手くいく。
こうすると、美味しくなる。
こうすると、綺麗に見える。
それらのことは、料理のジャンルを飛び越えて、どんな料理にも共通する考え方です。ある程度どんな料理を作っても美味しい!という状態になるまでは、まずはこれらの法則を知ることをオススメします。
勘で料理をするのは、その後ですね^^ 一通り法則を押さえた上で勘を働かせれば、オリジナリティ溢れる素晴らしい料理が作れるようになっていきます。
このブログを一通り読んでいくだけでも、色々な法則を手に入れることができるはずです。もっともっと知りたいっ!という方は、レッスンにも一度いらっしゃってみてください。ブログではとても書ききれないもっと実践的な内容を具体的に直接お伝えしています。これまでの料理の概念がひっくり返って、新しい世界が拓けるかもしれません!
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