食事は、なぜ美味しい?
食事の美味しさって、一体なんでしょう?
なぜ食事は、美味しい時と不味い時があるんでしょうか?
こんなこと、普通は考えたことないですよね(笑)
でもこういうことを一つ一つ考えてあげると、食事をとても美味しくすることができる確率が上がります。美味しい食事を作りたければ、その食事を美味しくしている要素を、一つずつちゃんと作っていってあげればいいからです。
え?たったそれだけ?
ではその、美味しい食事を、美味しくしている要素って、一体何でしょうか?
味?
匂い?
塩気?
甘み?
旨味?
カタチ?
見た目?
温度?
雰囲気?
いろいろありますよね~。
これら全て美味しさを作る要素の1つだと思います。
でも、レストランではよく言われることなのですが、たった一言の「美味しい」という表現に、料理そのものの味の善し悪しが占める割合は40%程度と言われています。
残りの60%は、お店の雰囲気、サービスマンの接客、合わせる飲み物、一緒に食事をする相手など、料理以外の部分が占める割合の方が大きいんですね。
料理の味よりも、環境が大きく美味しさに影響する
たとえば、同じビールを飲みながら同じソーセージを食べるにしても、気の置けない仲間と活気のあるお店でワイワイ食べるのと、さびれた居酒屋でしかめっ面の上司の晩酌に付き合うのとでは、全く美味しさが違ってくるというわけです。
コースで3万円する3つ星レストランの完璧な料理でさえ、環境一つで不味いものになってしまいます。たとえ大好きな人と食事に行けたとしても、隣の客が終始大声で下品な話で盛り上がり、それをお店のサービスマンが止めようともしなかったら、目の前の一皿はあっという間に不味い料理に成り下がってしまうのです。
つまり、味覚的に美味しい料理が作れても、そこで安心はできないわけですね。
まとめ
- 料理そのものの味は、美味しさの40%程にすぎない
- 残りの60%に影響する環境の方が、人に美味しく食べてもらうのには大事
相手に美味しく食べてもらうには、食べ終わる最後の瞬間までいい気分で過ごしてもらうことが一番の美味しさであるわけなんですね。
次回は、料理の味にフォーカスして美味しさを考えてみたいと思います。
料理上手になるためには、まず知ろう♪
美味しい料理を作れるようになるためには、まずは「練習」はする必要はありません。それをやるのはもっともっと先のお話。練習からやっていては、どれだけ時間があっても足りません。
少し極端なことを言ってしまえば、必要な「知識」を一通り知ってしまえば、美味しい料理は作れてしまいます。それは少し不器用で、いちいち何かを見なければ出来ないかもしれませんが、美味しいことには変わりはありません。
まずは必要な知識を知って、その上で練習をして、本当の料理上手になってみてはいかがでしょうか?
その知る作業のベースとなる考え方を1Dayレッスンでお教えしています。フレンチに限らずどんな料理にも使える「料理を美味しくする」の考え方です。
レッスンの詳細は、下のリンクからご覧いただけます。